小鳥たち
小鳥たちはあんな小さな鳥ですから
めいめい自分の夢からか
神様の夢からか
夜のあいだだけは その体が
みんな嘴の方へとすぼまっていき
尻尾の方へとすぼまっていき
両方から細く細くすぼまっていき
みんなで つながって
長い長い一本の笛の音になって
銀の糸のように光りつづけるのです
そして すんすん すんすんと
星々を つないでいって
大きな まあるい輪になって
お月さまを囲んで まわるのです
世界中を見おろしながら
青い青い子守歌を歌いながら
葉っぱの赤ちゃんがよく眠るように
花の赤ちゃんがよく眠るように
木の実の赤ちゃんがよく眠るように
雨と風の赤ちゃんがよく眠るように
よかったなあ
たんぽぽ
ケヤキ
☆
めいめい自分の夢からか
神様の夢からか
夜のあいだだけは その体が
みんな嘴の方へとすぼまっていき
尻尾の方へとすぼまっていき
両方から細く細くすぼまっていき
みんなで つながって
長い長い一本の笛の音になって
銀の糸のように光りつづけるのです
そして すんすん すんすんと
星々を つないでいって
大きな まあるい輪になって
お月さまを囲んで まわるのです
世界中を見おろしながら
青い青い子守歌を歌いながら
葉っぱの赤ちゃんがよく眠るように
花の赤ちゃんがよく眠るように
木の実の赤ちゃんがよく眠るように
雨と風の赤ちゃんがよく眠るように
よかったなあ
たんぽぽ
ケヤキ
☆
by comet1958
| 2014-02-16 17:00
| ことばたち