橋上の人 二
ひとつの心の空洞から
ひとつの波のたわむれから
滑らかな やさしい囁きが きこえてくる
「かつて泉があった
眠りから うまれたばかりの水は
活力と滋味を湛え
野に池をつくり 地上に溢れ
渚をふちどり 虚無を涵し
乾けるもの 固く凝れるものを溶かした」
「かつて泉があった
跼みこめ くちづけよ
浄かな水に映る理想の伴侶に
父母や妹 また あなたの至上の友たちに」
あなたは疑うだろうか?
眼下の大いなる混沌のむかしに
かつて清い泉があったことを・・・
そのように また 沐浴もあったことを・・・
→ 一
→ 三
ひとつの波のたわむれから
滑らかな やさしい囁きが きこえてくる
「かつて泉があった
眠りから うまれたばかりの水は
活力と滋味を湛え
野に池をつくり 地上に溢れ
渚をふちどり 虚無を涵し
乾けるもの 固く凝れるものを溶かした」
「かつて泉があった
跼みこめ くちづけよ
浄かな水に映る理想の伴侶に
父母や妹 また あなたの至上の友たちに」
あなたは疑うだろうか?
眼下の大いなる混沌のむかしに
かつて清い泉があったことを・・・
そのように また 沐浴もあったことを・・・
→ 一
→ 三
by comet1958
| 2008-07-02 21:01
| ことばたち